姫と年下王子たち
最後の花火が闇に吸い込まれるように消えるのを見てたら、どこか切なくて儚い気持ちになった。


「帰ろっか」


どちらからともなく、そんな言葉が出た。


周りの見物客は満足そうな笑みを見せて、帰り支度を始める。

俺たちもお尻をはたいて立ち上がると、駅までの道を歩いた。



帰りの電車は、花火大会の見物客がたくさん乗って、朝の通勤ラッシュ時よりも満員やった。
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