姫と年下王子たち
つっても、本当に園花が俺のこと好きかなんて、わかんねぇんだしっ。

俺が心配することでもねぇか!



次の日。


「おふくろー!ちゃんと出しといてくれたかー?」

「そこにかかってあるでしょー!」

「あっ、ホントだ!」


夏期講習から帰ってきて、制服を脱ぎ捨てると、俺はおふくろがアイロンをかけてくれた甚平に袖を通す。


この黒の甚平は、後ろに金の龍が描かれている。
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