姫と年下王子たち
いつもは穏やかな翼が、いつになくキレた口調でそう言う。


意味がわからず、なんで俺が翼にキレられなきゃいけねぇんだと思った。


けど、翼がうるさく言うもんだから、とりあえず園花に謝りに行くために、電話を切った。


それに、…園花にこれを渡さなきゃいけねぇし。


俺は握りしめた手を開けた。

そこにあるのは、白い花の髪飾り。


さっき園花が走って行くときに、落としたものだ。
< 3,538 / 3,957 >

この作品をシェア

pagetop