姫と年下王子たち
…そのとき、園花の言葉が蘇る。


“…私、一度も行ったことがなくて。篠川花火大会に行くことが、ずっと憧れだったのっ…”


…まさか、あいつ。



気がついたら俺は、篠川花火大会が開かれる最寄り駅で下車していた。


頭の中は、園花の無事を祈ることでいっぱいで、ここにくるまでのはっきりとした記憶は、…あまりない。


でも汗だくだから、無我夢中で駅まで走って、電車に乗ったんだろう。
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