姫と年下王子たち
「人の女…?あ~、お前の女だったのか!わりぃわりぃ!」

「“わりぃわりぃ”じゃねーよっ!今、オレの女を引っかけようとしてたろ!?」


…はぁ?


思ってもみなかった言葉に、俺はポカンとする。


「バカ言えっ。んなこと、すっかよ!」

「じゃあ、この手はなんだよ!?」


男に指摘されて、俺は自分の手を見る。


確かに俺の右手は、園花だと思って、その女の腕を握ったままだった。
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