姫と年下王子たち
俺としたことが…つい大声で叫んでしまった。


キョトンとする、ひなちゃん。

人々の騒めきが一瞬止み、大声を出した俺に一斉に視線が向けられる。


「…ひなちゃんも観たい、俺も観たい。…これで、映画観る理由になるやろ?」


背中に視線が刺さり、さっきとは正反対で声が小さくなる。


「優しいね、桔平くんは」


するとひなちゃんは、にっこりと笑ってくれた。
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