姫と年下王子たち
さらに、スクールバッグには恐ろしいほどの合格祈願のお守りを結びつけていた。


けど試験から帰ってきた絢斗は、出来もイマイチだったみたいで、今までになく落ち込んでいた。



そして、運命の合格発表は、この卒業式の3日前だった。


なぜかあたしの方が、自分のことのようにドキドキして…。


「ひな~…!頼むから、ついてきてくれよぉ~!」

「…イヤだよっ。絢斗だけ落ちるところなんて見たくないし…」
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