姫と年下王子たち
「サンキュー、絢斗!」


俺はふと、家の中を見る。


…ひなの姿がない。


「今日、ひなは?」

「今、塾に行ってる」

「塾っ!?大学生にもなって、塾なんか通ってんの?」

「違ぇよ。その塾で家庭教師してて、辞めるって言いに行った」

「へー。さぞかし、やんちゃな生徒だったんだろうなっ」


俺は、鼻で笑った。


むしろ俺が、ひなに家庭教師をしてほしいっ。
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