姫と年下王子たち
「秋月ですっ」

「ひなちゃんでいいやん♪」

「…ダメですっ」


…いきなり、下の名前で呼ばれるとは思わなかった。


「ひなちゃん。俺、ちょっとシャワー浴びてきてもええ?」

「え?」

「俺、友だちと遊んできたし、汗かいてんねん」

「そっか。今日、暑かったもんね」

「すぐ上がってくるし!」

「わかったよ。待ってるね」


あたしがそう言うと、工藤くんはクローゼットをごそごそと探り出した。
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