フキゲン課長の溺愛事情
璃子がにっこり微笑むと、達樹が穏やかな笑みを返してくれた。温かな眼差しで見つめられて、幸せな気分になる。思わずうっとりしそうになったとき、沙織の咳払いが聞こえてきた。
「あー、えっと、璃子、そろそろ行った方がいいんじゃないのかな?」
「あ、そうね」
璃子は優太に向き直った。
「豚骨味、ちゃんと残しとくから」
「頼みますよ、もう」
優太が言って自席に腰を下ろした。
達樹がドアから外に出たので、璃子も続いて広報室を出た。達樹が振り返って璃子に小声で言う。
「お祝いに、今日の夕食はどこかへ食べに行こうか」
「やった! イタリアンがいいな!」
璃子は思わず大きな声を出してしまい、あわてて片手を口にあてた。達樹が仕方ないな、と言いたげに目もとを緩ませる。
「俺はみんなに知られても、まったくかまわないんだぞ。そうすれば、青葉だって俺の目の前で璃子の手を握りしめたりしなくなるだろうからな」
「あー、えっと、璃子、そろそろ行った方がいいんじゃないのかな?」
「あ、そうね」
璃子は優太に向き直った。
「豚骨味、ちゃんと残しとくから」
「頼みますよ、もう」
優太が言って自席に腰を下ろした。
達樹がドアから外に出たので、璃子も続いて広報室を出た。達樹が振り返って璃子に小声で言う。
「お祝いに、今日の夕食はどこかへ食べに行こうか」
「やった! イタリアンがいいな!」
璃子は思わず大きな声を出してしまい、あわてて片手を口にあてた。達樹が仕方ないな、と言いたげに目もとを緩ませる。
「俺はみんなに知られても、まったくかまわないんだぞ。そうすれば、青葉だって俺の目の前で璃子の手を握りしめたりしなくなるだろうからな」