SEXY-POLICE79
「須田…さん」

と、弱々しい桐野の声。気がついたのか。

「桐野警部補。待ってろ、今すぐこんな檻から出して…」

「須田さん。頼みがあります。俺を――――俺を殺してください」

ドクンッと須田の心臓が撥ね上がる。

まさか彼の口からそんな言葉が出てくるとは思いもしなかったからだ。

けど、どうして。どうしてそんな事を彼が言い出すんだ。

「そんな事、出来るわけないだろっ」

「……殺るんですよ、須田さん。でないと……扉が…開いちまう。扉が開いたら…それこそ…終わりなんだよ」

扉?開く?須田には何がなんだが分からない。

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