SEXY-POLICE79
怒るでもなく笑うのでもなく速水は呆れきったため息をついてから、せっかく持ってきた夜食を横の机に置いて深い眠りについた草間を抱き上げると、そのまま草間の部屋に向かい合鍵を使ってドアを開いてベッドに寝かしつけてやった。
昔となんら変わりない無防備な寝顔。

あなたはいつもそうだった、完全武装しているつもりで、実は隙だらけなんだと――――。

寝かし終えた速水は仕事場に戻り、草間の机の上に残った今日中の書類と草間がやり終えた方を提出するため自分が確認をする。こうでもしないと再提出は決定だからだ。全くまだまだ子供なんだから、そんな彼が珍しくきちんと書いてある書類に速水は、少しは大人になったと草間を誉めたてる。やればできる人なのだ。見直しを終え残った書類を片づけてあげる。今日は特別にです、と念をおして戸締まりもきちんとこなして秘書殿は仕事場を去った。







           ☆☆☆




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