SEXY-POLICE79
「なら犯人の要求に誰か一人、人を殺せって言われたら君はどうする?」

この例えにはさすがの桐野警部補も真面目に考えてしまう。

「そうですねぇ…」

言う通りにすれば人質は助かる、しかしその代わりに関係のない人を殺すなんて……。

考えなくても答えなんて――最初から決まっているではないか。

「桐野くん?」

誰かの犠牲になって生き長らえた命なんて、そんなものは生きてるなんて言わない。

それなら―――死んだ方がましだ。

「須田さん。俺はあんたを護りたいです。でも関係ない市民を殺すなんて、俺には出来ない。でも俺は……」






          ☆☆


< 94 / 223 >

この作品をシェア

pagetop