まるでペットのような彼
「もう~。ホントに知らないのね。郁美の肌艶がよくなったから、男がいるって噂になってるのよ。この年齢になると、ホルモンバランスが肌へ多大の影響を与えるからね。
定期的や男性との接触が必要だと思うわよ。
だから~、あんた。私になんか隠してない?」


奈央子の迫力に後退りする。

そんなこと言われたって…

悠と毎日一緒に寝てるけど…
ホントに一緒に寝てるだけで、ソフレっていうの?
そんなのができたってだけで…


なんだけど…
悠のことを奈央子に話すのは、躊躇われる。

前の彼のときもだし、奈央子には、いっぱい心配させてしまった。


それで今度は、十歳以上年下と一緒に住んでるなんて、しかも付き合ってるわけじゃない。

なんて思われるか…

心配じゃすまない。


「な…なにもないよ…」


うまく誤魔化せないけど、とりあえずとぼける。

「……」


奈央子が睨んでる。


怖いよ…


「まぁ、言いたくないならいいわよ。だけど、私には相談してね。いつでも聞くら…」


大きなため息とともに言われた。

奈央子には、ホントに感謝している。

前の彼とのことだって、奈央子がいたから、乗り越えられたようなもんだ。


「奈央子。ありがとう。」

私は、素直に感謝の言葉を口にする。








< 18 / 137 >

この作品をシェア

pagetop