まるでペットのような彼
「ハル、なに謝ってるの?」

「マユっ!」
今度は、強めに言った。

「ハルくん…いいから」
私が言うと

「ハルがっ…ハルがアフターや普段の付き合いしてくれなくなったからじゃん。
なんでよ。なんで私じゃダメなの?
まさか、こんなオバサンをホントに相手してるわけじゃないよね。」

泣きそうな顔をして、悠に訴えてる。


「マユ…店に戻るよ」

マユさんを連れて、店に戻る間際、振り向いて私にウィンクした。


「なにあれ!ハルくんも大変ね。
まったく失礼なことばかり言って、郁美、頭にこないの?」

「仕事なんだから、気にしないわよ。」

「まったく、理解あることで…
ま、ハルくんは、相手してないみたいだからよかったんじゃない?」

「……」

たしかに、相手してなさそうだったけど…


大学生なんだし、周りにあんなかわいい娘がいっぱいいたりするんだろうな。


あんなに激しくされると、嫉妬するより、羨ましいと思ってしまう。
私には、あんな情熱ない。


「もう~、ネガティブにならないでよ。
郁美って、嫉妬したりしないで、自分が悪いからってネガティブ全開になるんだから…
前の彼氏のときだって、自分が物足りないからだなんてあっさり、身を引いてるし…なんか言ってやったほうが、溜め込まないで、スッキリするんだから~
そんなだから、あんな噂話しで落ち込んじゃうんだよ。」

奈央子みたいにできたらよいけど…
こればかりは、昔からの性格で簡単に治りそうにない。












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