ハピネス
一体この子は誰?


目線を私や惟万理より50cmは低い彼女にあわせて問いかけ様とした瞬間、左側から誰かの声がした。


「早乙女に石仲!?なんでお前等ここに……」


「惟万理……」


「えっ、比嘉君に千熊君!?」


なんと振り向いた先にいたのは、数時間前まで一緒の教室で授業を受けていた比嘉君と千熊君。


2人は私達同様まだ制服姿で、揃って目を見開き呆然としていた。


「士源、比嘉君!!2人こそどうして病院なんかにいるのよ?」


惟万理も唐突な出来事に、驚いた様な顔をして声をあげる。


「えと……オレ達は…………」
< 108 / 411 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop