ハピネス
「………そう」


リリアはそれだけ言うと、その場にゆっくりと立ち上がった。


「ちょっと眩しいけど我慢してね」


「えっ?」


どういう意味だと聞く前に、パァァァァ…ッとまばゆい光がリリアを包む。


「!?眩し……」


思わず両腕で顔をガードしたが、光はすぐに消え去った。


「だから言ったでしょ、❝眩しい❞って」


「ア、レ………リリア服……!!」


腕を退けるとリリアの服が変わっていて、私は目を見開いた。


さっきまでは飾りの少ないシンプルめな白とオレンジの、膝より少し上の丈のスカートスタイルだったリリア。
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