ハピネス
だけど、私は決めたんだ。


比嘉君の彼女になる為に、もうウジウジ悩んだりジンクス頼りになるのはやめようって。


「いいよ。私も今さっさと終わらそうって思ってたし」


私がOKを出すと、顔を輝かせる比嘉君。


「村沢、ちょっとイス貸してくれーー」と前の席の男子に断り、私と私の机を挟んで向かい合った。


この2週間の間、色々あった。


吹奏楽部の後輩2人が言い合いになったり、惟万理が千熊君のお弁当を自分のお父さんのお弁当と間違えたり。


お父さんは若干ショック受けてた様だけど、千熊君の存在は知ってるからノープロブレムらしい。
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