ハピネス
『ちちち、ちょっと待て惟万理!お前どこ行くんだよっ!』


『決まってるでしょう!?病院に行くの!!』


『バカ石仲、まだHRすら始まってないのに何言ってんだっ』


『HRや授業なんてどうでもいいっ!!親友が意識不明だって言うのに、黙って座ってるだけなんて出来ません!』


慌てて士源や担任が引き止めて、どうにか席に座らせる。


だけど石仲はずっと授業に集中出来てない様子で、それはオレも一緒だった。


ようやく全ての授業が終わり、オレと石仲と士源は急いで早乙女が運ばれた病院へ。


「えっと……早乙女さんは、203号室ね」
< 322 / 411 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop