ハピネス

夢(?)で天祢に話しかけた女の子は誰だったのか問題

※……やっぱりそこ、気になっちゃうよねぇ~~~~


☆リリアSide☆


「待ってよ比嘉君!歩くの速いよ……っ!!」


外に生えている立派な木の枝に腰掛けながら、学校内の天祢が比嘉君を追いかけて立ち去っていくのを窓ガラス越しに見送る。


「フッ………心配する必要、無いみたいね」


そう呟いた後、右手に持っていたバニラアイスの最後の一口を口に含んだ。


この前までハピネスだった天祢は、想いを寄せていた比嘉君と無事くっつく事が出来た。


天祢が“比嘉君の事が好き”と私に言った事は一度も無いけれど、見てたら簡単に分かったわよ。
< 397 / 411 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop