例えば魔女と恋をして


正直、天使と顔を合わせるのはあの告白以来初めてで

めちゃめちゃ緊張してる。



何か言われるかな。と、ドキドキしていたら

「じゃあこれで」

彼女は何の会話もなく普通に帰ってしまった。



なんだか呆気ない…。



無意味に緊張した自分が恥ずかしい…。


「ご近所さん。としては付き合いたいってこと…なのかな。」



ふぅっ…と軽いため息をつき、テーブルに置いた段ボールの蓋を開けると

一番に目に飛び込んできたのは

花柄の可愛い便箋。


慌てて中の手紙を取り出すと、天使が書いたと思われる丸文字が目に飛び込んできた。




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先日は

想いを打ち明けて下さってありがとうございます。


返事をしないでいるのは

失礼かな?と思い、手紙に書きました。



お気持ちはとっても嬉しかったです。

ですが…

今はそれを考えられるような心情ではありません。


貴方が嫌でなければ

今まで通り、ご近所さんとして仲よくして頂けると嬉しいです。


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