例えば魔女と恋をして


記名のない手紙。


俺には名前を知る権利さえ今はないのかもしれない。



だけど…

顔を合わせた時には普通に話しかけても大丈夫。という許しを貰えたような気分だ。




「半歩くらいは前進したのかな…?」


でも、もう半歩進むには

きっと

許しては貰えないのだろう。


結局は未来の関係は諦めてくれってことだろ…?


分かっていたけれど


正直、しんどいものがある。



憂鬱な気分でカップ麺をすすっていると

不意に八神さんの事を思い出してメールを打った。



--いきなりクイズです。今日の俺の昼飯はなんでしょう?


以前彼女はあたかも見ていたかのように、カップ麺ばかり食べてる事を注意してきたからな…

あれが偶然だったのか

はたまた、知ってて注意してきたのか…

今日、その答えを知る事ができるかもしれない。


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