無愛想で糖度高めなカレの愛
「いろんな顔見せてくれるの、すごく嬉しい。どんなことがあっても、私は絶対好きでい続けるから、安心して」


こんなに私を見て、想ってくれる人、世界中のどこを探してもきっといないもの。彼にとって、私も同じような存在になれたらいいんだけどな。

そんな願いを込めつつ、素直な想いを口にすると、夕浬くんもふっと笑みをこぼした。


「……明穂さんをもっと焦らしてみようと思ったんだけどな」


ちょっぴり意地悪なことをひとりごちた彼は、身に付けていた衣服をすべて素早く脱ぎ捨てた。

そして、露わにしたしなやかな身体を、私の足の間に割り込ませる。


「可愛いこと言うから、俺がもう限界」


余裕のなさそうな、色気を放つ表情にドキッとした瞬間、一気に身体の中心を貫かれた。


「あぁっ!」


い、いきなり、そんな深く……!

突然の圧迫感で、か弱い悲鳴みたいな声を上げた。けれど、十分準備が整っていた私は、すんなりと彼を受け入れる。

あーもう、どうして。どうしてこんなに馴染むんだろう。

気持ち良すぎて勝手に腰が動いちゃう。恥ずかしいのに止められない。

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