斎藤一の秘密
ザワザワ……




「斎藤お前もこい」





「御意」





あれは何だったんだ…?佐藤のようで佐藤じゃない…それに以前の佐藤には感じなかった気配を感じた。前々から特殊な気配ではあったが…強くなったというのか?





「斎藤、さっきの佐藤どう思う?」





「…誰か別人と話しているような気分でした」





「……俺もだ。まぁ、生意気なのは変わらねぇがな」





「おーい?部屋ついたぞ?」





スーッ





ドスンっ





土方は部屋に入り、ドスンと座った





「で?お前は誰だ?」





「だーかーらー「椿姫だとかいうんだろ?俺が聞きたいのはそれじゃねぇ」」





「じゃあ何が聞きたいのさ」





「お前は佐藤とどういう関係だ?何故こうも性格が違う?」





椿姫(椿)side



私は椿姫……いや、椿とでも言っておこう。私は椿姫のなかに眠る吸血鬼の意識みたいなもんだ。簡単に言えば二重人格――
土方になぜ違うと聞かれたが…これは答えていいものか…





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