斎藤一の秘密
バシッバシッ



椿が怯えて丸まっている桝屋喜右衛門の背中をバシバシ叩いている。




...しかも結構な力で...。



「は、はひぃいあ、ありがたきお言葉っ」



「わ、我々長州は八月十八日の政変で京を追われたのを恨み、6月下旬の強風の日を選んで御所に火を放ち、佐幕派公卿の中川宮を幽閉し、京都守護職の松平容保以下佐幕派大名を殺害し、天皇を長州へ連れ去る...という内容です......」



「やっぱりかぁ...」



「...!?お前、椿姫...か?」



「...?はい。」



「変わったなら変わったと言ってくれ...」



「あ、すみません...椿よりも私の方が歴史には詳しいんで、椿が聞いても分からないかなぁと思いまして...」



「...そうか」



...なんだかんだで、任務完了だな。
にしても、桝屋喜右衛門は怯えすぎではないだろうか?




よく、こやつを武器の隠し場所にしたな...。しゃべるとは思はなかったのだろうか...。




それとも...椿のような存在が現れるのは予想外だったか...。




なんにしても、桝屋喜右衛門が喋ってくれたおかげでこっちは動きやすくなった。




今回は椿に感謝だな。



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