ぼくらのストロベリーフィールズ

6-2








「なーんかのばらちゃんってズルいよねー。まわり男の子いっぱいで」


「え? そんなことないよ!」


「だってぇ、今朝もー吾くんたちのグループと一緒だったじゃーん」


「たまたまだって」



ナズちゃんは甘えたような口調ながらも、横目で私をにらんでいる。



母が出て行ってから私の昼食は、購買のパンになった。


今度、お弁当とか作ってみようかなーと思いながら、ナズちゃんたちとお昼を食べていると、急に私の話題になる。


しかも、あまり良くないやつ。



「まーまー。ね、今日マック行こうよー。のばらちゃんの恋バナ知りたいしー」

と友達の1人がナズちゃんをなだめてくれる。


この子はナズちゃん主催の合コンでできた彼氏とラブラブらしい。



もう1人の友達も、いいね~うちも聞きたーい、と同意する。


この子は合コンの男子とは別れたけど、別の男の子をナズちゃんに紹介してもらったらしい。



「確かにー。ナズ友達に隠しごとされるの嫌いだしー。のばらちゃん、いいよね?」


「ごめんっ、実はバイト始めちゃって。今日は無理」



手を合わせて目の前のナズちゃんに謝る。


しかし彼女はグロスたっぷりの唇を突き出し、私を見つめ続けた。



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