コラボ小説 【恋する3秒前…】
てか、誰かに見られてたら恨まれる!?
すぐさま辺りをキョロキョロ見てみたけど、誰もいなかった。
『可愛いね、ポニーテール』
「へっ!?」
高校生にもなってポニーテールなんて恥ずかしくて、なかなか見ない…
一度髪を下ろしていくと、かっちゃん達にいつものが良いと言われて以来、ずっとポニーテール。
「可愛くないですよ…」
『俺が嘘つくように見える?』
「人は誰だって嘘をつきます」
『そうかもね。
でも、さっきは本当だから』
真っ直ぐ私を見る目…
ちょっと待って!?
なんで私にそんなこと言うの?
絶対に振られた子の方が可愛いじゃん…
王子様は誰にでも優しいんだよ…
きっとそうだ。
『で、それ課題?』
「はい…」
『教えようか?』
プリントを見てにっこり笑う王子様。
「いいです」
だって、バカにされるの嫌だもん…
王子様ならきっと学年一位の成績とかなんでしょ?
バカな私には無理だよ。
『晴琉って、こう書くんだね?』
「へっ!?」
『佐藤 晴琉かー♪』
この人、私の返事聞いてなかったのかな?
私の前の席に座って、椅子を私に向けて座った…
すると…
まただ…
あの香り…
私がプリントに書いた名前を見て微笑む王子様の目
『イニシャル、同じだね』
「はい!?」