流れ星スペシャル
「お姉さんキレイやなぁ」
「あは、そんなん言うてくれはるのお客さんだけですよ」
な~んて笑顔を振りまいた。
普段とのギャップが楽しい。
会社のおじ様たちは、こんなん絶対言ってくれへんもん。
まー、オフィスで変なこと言うたら、すぐにセクハラになるしな。
厨房へ戻りながら、うるるんを真似て声をあげた。
「3番さん、ドリンク追加入りまーす」
ドリンクを作るカウンターに、POSシステムのハンディが置いてあったので、今のオーダーを入力してみた。
お客様から注文をもらったら、このリモコンみたいなのに入力して送信するんだ。
そうすると、料理は焼きの調理台の上に、ドリンクはこのカウンター上にある小さなプリンターに印字されて、作り手側に伝達できるという仕組み。
ピロピロピローという音とともに、飛ばしたオーダーが目の前のプリンターに印字された。
その小さな感熱紙に手を伸ばしたら、横からパッとひったくられた。
例のトシって子。