流れ星スペシャル


で、飲み会――。


深夜、夜通しやっている居酒屋の一角に、オレらは集結した。

今夜はバイトに入ってなかった松っつんや、女子大生コンビの柚と風花も集まってくれている。

怒涛の年末年始を乗り切った仲間。


「わたし、いまだにトシさんには怒られっぱなしで、かなりビビッてます~」


向かいに座る風花が言った。

掘りごたつ式座敷席で、4人掛けのテーブルが二つ並んだ小さな個室。

オレの向かいには柚と風花が座り、隣にはユースケがいる。

少し隙間を開けて、隣のテーブルにはうるるん、松っつん。その向かい側に桂木さんとアズが座っていた。

今夜はアズ、何とか桂木さんの横をキープできた様子。


「は? オレ、そんな怒る?」


風花の言葉に、オレが答える。


「えっ、自覚ないんですか? メッサ恐いですよ、トシさん」


風花がそう言うと、柚もユースケも同調して、大き~くうなずいた。


「昨日もお客様から、お好み焼きのネギを抜いてほしいって言われてたのに、伝えるのが遅くて叱られちゃいました」

「だって焼いてから言うねんもん。もう混ぜたっちゅうねん」


当たり前やろ、と抗議する。


< 409 / 494 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop