流れ星スペシャル
で、飲み会――。
深夜、夜通しやっている居酒屋の一角に、オレらは集結した。
今夜はバイトに入ってなかった松っつんや、女子大生コンビの柚と風花も集まってくれている。
怒涛の年末年始を乗り切った仲間。
「わたし、いまだにトシさんには怒られっぱなしで、かなりビビッてます~」
向かいに座る風花が言った。
掘りごたつ式座敷席で、4人掛けのテーブルが二つ並んだ小さな個室。
オレの向かいには柚と風花が座り、隣にはユースケがいる。
少し隙間を開けて、隣のテーブルにはうるるん、松っつん。その向かい側に桂木さんとアズが座っていた。
今夜はアズ、何とか桂木さんの横をキープできた様子。
「は? オレ、そんな怒る?」
風花の言葉に、オレが答える。
「えっ、自覚ないんですか? メッサ恐いですよ、トシさん」
風花がそう言うと、柚もユースケも同調して、大き~くうなずいた。
「昨日もお客様から、お好み焼きのネギを抜いてほしいって言われてたのに、伝えるのが遅くて叱られちゃいました」
「だって焼いてから言うねんもん。もう混ぜたっちゅうねん」
当たり前やろ、と抗議する。