叶ったはずの恋。






夕日があたしと桐ちゃんを照らす

屋上には2人の影



悔しかった。

いつもいつも桐ちゃんに泣かされてばっかりで


悔しくて…

悔しくて…



でも、

嬉しかった




優しく握られた手が温かくて


交わった視線が優しくて



涙でグショグショに濡れた頬に桐ちゃんが触れる



『俺…今年、1年ここで頑張る

来年になったら、帰るから。


それまで…それまでは待ってて。

今度は絶対に会いに行くから。』


涙のせいで言葉が発せられなくて。

首を縦に動かした。
何度も、何度も…










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