strawberry tea×わがまま姫♀

観覧車




やっとの事で観覧車にたどり着いた。





「つ、疲れたー…」






今のでどっと疲れてしまった。



マジ津戸グループもありえないけど…やっぱり麻生さんはヤバい…(泣)






『今度こそは間違えない!!』


姫央はまた蓮を今沢君と間違えないように、と意気込んだ。




ぷっ♪可愛いなぁ♪








『次の方どうぞ!』


いつの間にやら順番が来た。



『じゃ俺ら先行くわ。
行くぞ。』



蓮があたしの腕を掴んで引っ張った。





「痛!!分かったから!!
じゃあお先に!!」





あたし達は姫央達に手を振って、観覧車に乗り込んだ。






『いってらっしゃい!!』


係員に言われ、観覧車は動き出した。




少しずつ上がっていく観覧車。


あたしはウキウキと心を弾ませた。








「あ、麻生さん(汗)」





あたしは麻生さん率いる新聞部を見た。

今だ興奮覚めやらぬ状態だ。






『ま、桃井財閥と今沢財閥って知られなくて良かったな。
麻生が知ったら絶対記事に大々的に書くよな。』





蓮はあくびを噛み殺しながら言った。






「本当!!良かった。
津戸グループ?とかさ、何かウザかったよ…。
男三人組みたい。」



『あいつらよりはましじゃねぇ?
津戸グループは。

だってあの男三人組、名前知られてねぇし!』







あたし達は笑った。







…何か何か!
凄い良い感じだよ!?


嬉しいなぁ♪








……あ。そういえば。







「ねぇ、あたしね…
今沢君に姫央にロマンチックな事を観覧車でしてって言ったの!」






あたしが楽しそうに言うと、蓮は目を丸くした。





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