strawberry tea×わがまま姫♀
そっと、そっと静かに蓮の手を握ってみた。
弱い力で握ってみた。
蓮が起きてちゃ出来ない事だけど。
蓮は寝てるのに恥ずかしすぎて顔が熱い。
この手に、何度支えられただろう。
あたしはじっと蓮を見つめた。
また喧嘩する。絶対喧嘩するよね。
こんな頑固なあたしだもん。
蓮も結構頑固だよね。
でも、喧嘩したら…また喧嘩しても……
あたしは蓮と仲直りする。
誰かの力をまた借りると思うし、あたしの意地っ張りでなかなか仲直りできないかもしれない。
けど、けどね。
なるべく自分の力で蓮と仲直りする。
頑張っていくからね。
素直に、思い伝えられるように、頑張るからね!
蓮も、素直になってよ?
って、あたしが言えないけどね。
喧嘩しても、大好きだからね?
…その時、蓮の瞳がゆっくり開いた。
……え?
真っ直ぐ深い瞳が、まだ眠そう。
『…とう…か?』
ボンヤリと言った蓮。
あたしは小さく頷いた。
『…どうした?』
え?
どうしたって?
何が?