時間よ、止まれ。
私が涙を流したのを見た美奈は、とっさにケーキの入った箱をテーブルに置き、私の両肩に手を置いた。
「どうしたの!?何があったの、さおり?」
美奈の顔もさっきとは全然違う、真剣なものになった。
私は涙で詰まりながら、さっき起こった出来事を美奈に話した。
「…そいつ、ホントに優祐…とかいう奴だった?」
「間違いないよ。私が見間違えるわけ、ないし。」
「制服着てたんでしょ?ここらの制服じゃなかった?」
「うん…。見慣れない制服だった。」