無邪気な姫と気だるげな騎士





「レイン…っ!レイン、レイン!」




俺の名前を連呼して嬉しそうに笑う姫様。


……本当にズルいよ、姫様は。俺を夢中にさせてどうしたいわけ?





「…レインくん、少し話があるんだ。」




と、すると王様からそう言われた。


……やばい。何の話だ?勝手にキスしたからクビ、とか?




名残惜しいが姫様とは別れ、王様の部屋に行く。




王様と俺、一対一だ。




すると王様は頭を下げた。





< 27 / 36 >

この作品をシェア

pagetop