鬼部長の素顔


痛っ……


「…柿崎?」


その声は、檀野部長だった


『あ、部長……すみません』


「なにやってんだよ……ったく」



何って……。言えない。


『あははっ……』


「……お前、もしかして忘れたのか?」


ギクッ……


『あー…いや、…すみません』


笑ってごまかすしかない


「はぁー…お前が制服にしまい込んだ時に思ってたよ…、まぁ、許してやる」


怒られると思っていたのに
許してやるの言葉に、へ?となっていたら部長の顔が近づいてきた


「お仕置き…」


そう言ってキスをしてきた
しかも、濃厚なキス……


『ん……っ、んっ、.ふぁ…』


部長の手はガッチリ私の頭を固定されて
離さないと言わんばかり…
どうにも抵抗できず、私はただ
部長の上着をぎゅっとつかんでいた
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