鬼部長の素顔
だめ………
トン、トン…と部長の胸を叩く
伝わったのか
やっと唇から離れてくれた
「無くすなよ」
『…はい。……あっ、部長、ちゃんとご飯食べてくださいね』
「ん、大丈夫。あー…この1週間だけだ。夜はコンビニに弁当食ってるし」
『えっ?毎日コンビニですか?栄養が偏りますよ!倒れたらどうするんですか!』
本当に心配だった
今までなら、気にならなかった
……それは私が部長の事を好きになったから。だから気になってしまう
「ふっ……大丈夫だ。心配なら、優子が飯作って待っててくれてもいいんだぞ?」
そう言って、おでこをコツンとぶつけてくる
な、な、……
一瞬、想像してしまい
みるみる顔が熱くなるのがわかる