鬼部長の素顔



『部長……寝ててください。私、朝ごはん作りますから』


そう言って、抜け出そうとすれば
部長に囚われてしまう


「いやだ、優子と離れたくない」



わがままっこみたいなことを言う部長
やっぱり……可愛いな


『大したものは作れませんが、私の作ったもの、食べて欲しいんです。……とうぶん、会えなくなりますから』


そう言って、部長のこめかみにキスをした



理解してくれたのか
部長の腕が緩んだ


私は寝巻きように借りていた
Tシャツから服に着替え
キッチンへと向かった
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