鬼部長の素顔

部長と結婚してから
誰かの家に泊まることをやめていた私
悪阻もあったりしたけど
なによりも、部長と離れたくないから

出張中でも、部長がその場にいなくても
部長と私の家に居れば
そこまで寂しさは無かった


昨日、なかなか眠れなくて
一人でいると余計なことを考えてしまう


「疲れたでしょ?もう寝よう」


そう言って、部屋は真っ暗
眠たいはずなのに眠れない


何度も寝返りを打つ




「……眠れない?」


『起こしちゃいました?』


ううん、と
私に話しかけてくれた麻耶先輩



「ねぇ、優子。これはあくまでも私の考えなんだけど……、優子とこうなる前から隼人くんは言われていたんじゃないのかしら?けど、優子がいたから決められなかった。優子と付き合うようになって……更に迷いが出てしまったんじゃないかな?」
< 279 / 344 >

この作品をシェア

pagetop