鬼部長の素顔


私は焦って目の前にあったウーロン茶を勢いよく飲み干した


「……おいっ!それ違うぞ!」


焦った顔の部長が見えた時にはもう遅し


バタっ……
私の身体は熱くなり、チカラが入らない


うぇっ……不味い
これって、お酒……だよね


しまったー……



「大丈夫か?おいっ、柿崎!」


あー……部長
いつもガミガミ言ってるくせに
凄い心配そうな顔……眉毛も垂れてる


こんな顔……するんだ



『な……なんとか』


そう伝えたら、安心したのか
柔らかく笑った



え……なに?今、笑った?
何かの間違い?


……部長の笑った顔がまた見れるなんて
…しかも、きゅんとしてしまった私


あー……ダメだ。
夢だ……ぜったい……。
< 78 / 344 >

この作品をシェア

pagetop