ときめきました、あなたに

黄色い声「お帰りなさい、貴公子様」

「塚本、ご苦労様」

キョロキョロと「津村さんは?」

「塚本の姉妹に打ちのめしされて凹んでいる、マンションでやられ、空港に行けば、また目の前でおまえのだらけた顔みたら、誰だって凹むわな」

またやったのか?あいつら、毎回なんのために❓

「今日、津村さんを連れて来て欲しい、いつものとこへ、あいつらを連れていくから」

「まあいいけど来るかな?」



騙してやっとの思いで、連れて来た

「なんのために❓またなの?」

「騙したことは謝るけど、」

「けどなあに?」

「ある人が来てないから、ビールでも飲んでいて欲しいんだけどな?」

「要領のわからない河嶋さん」

時間はたち「ねぇまだ一緒なのつぐみしゃん酔っぱらちゃった」

塚本のやつまだか?

「かわしまひゃんもぐぐっといけ~つぐみしゃんのつぐみしゃんのいうこときけー」


「悪い待たせたな」


「ん?なんだ、つぐみしゃん夢❓」


またぞろぞろとつぐみの前に
「まだ何か、つぐみしゃんを~ひかもとしゃんのおくひゃんに婚約者にセフレ?もうひかもとしゃんに~」てまた泣き初めた

「津村さん、ごめんなさいね、私達、剛志の姉と妹なの」

「ん?姉妹?と関係ないんだ、ひかもとしゃんとつぐみしゃんをいじめる人、許すもんか」

「津村さん、」

「あ ひかもとしゃん」って顔ぐしゃぐしゃにして「さびしかった、つぐみしゃん耐えた、えらいって誉めて?」


ぎゅ~とつぐみを引き寄せ「ごめんな」
って、姉達を睨み付けて「毎回同じ事繰り返して、これ以上津村に何かしたら、兄弟の縁切ってやるからな、」

「わかりました、」



「私夢見ているの?私だけの貴公子の声が聞こえるの?」


「河嶋、ありがとう」

「いや、楽しかった、津村さんが壊れたら、可愛かったし」

安心したのか、塚本さんの胸ですやすやと眠っていた
「よほど、緊張してたんだな?」
「塚本、羨ましいよ」

「今までにいないタイプだ、河嶋、今度ゆっくり飲もうな」

つぐみを抱き上げて、家路についた。
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