ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
「すみません。語彙力が乏しくて。
矢神課長は、いつも感情を表に出しませんよね?
くだらないなって思っても、優しく微笑んでる。
けど、今は唐揚げを美味しいって、すごく嬉しそうな表情してます。
そういったことを凝縮すると、"能面" に
なるんです」
すみません…と頭を下げる。
「まあ、俺は仕事柄、人の本質を見分けなきゃいけないからな。きみのことも」
げっ!忘れてた‼︎
この人、人事課長だよ。人事査定する人だよ!
「私は、真面目に仕事をしている派遣社員ですよ?矢神人事課長。
そろそろ、昼休憩が終了しますので、失礼させていただきます」
長居は無用。サッサと退散だ。
ニヤリ
「たいへん真面目な仕事ぶりですね。
平川 琴子さん」
矢神課長は、いつも感情を表に出しませんよね?
くだらないなって思っても、優しく微笑んでる。
けど、今は唐揚げを美味しいって、すごく嬉しそうな表情してます。
そういったことを凝縮すると、"能面" に
なるんです」
すみません…と頭を下げる。
「まあ、俺は仕事柄、人の本質を見分けなきゃいけないからな。きみのことも」
げっ!忘れてた‼︎
この人、人事課長だよ。人事査定する人だよ!
「私は、真面目に仕事をしている派遣社員ですよ?矢神人事課長。
そろそろ、昼休憩が終了しますので、失礼させていただきます」
長居は無用。サッサと退散だ。
ニヤリ
「たいへん真面目な仕事ぶりですね。
平川 琴子さん」