同居ノススメ

桃が全て話し終えると
亜紀はゆっくり口を開いた。

「で?」

桃は亜紀のその一言からは
何も読み取ることができず

「はい?」と答えた。

亜紀は少し呆れながら

「桃は
そのイケメン店長、慎太郎さん?
のことが好きなんでしょ?」と

衝撃の一言を桃にぶつけた。

桃はあまりの衝撃に
一瞬視界が歪み、クラっとした。

亜紀から一撃を
お見舞いされた桃は
しばらく何も言葉を
発することができず、

「あぁ・・はぁ・・?」と
ようやく答えると

「なに、その外人さんが
訳わからないって感じの
曖昧な返事ー」

と亜紀は笑って答えた。

「わたしが慎太郎を好き、なの?」

「そうじゃないの?」

「そうなの・・・かな?」

「そうじゃないかな・・たぶん」

「そっか、そうなのか・・」

と再確認をする2人。

< 119 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop