同居ノススメ


保育時間前の保育室で

桃は
子どもたちを迎えるための
準備をしながら

亜紀の出勤を待っていた。

すると入り口のドアから

「あら、早いね!
おはよう、桃先生」と

いう声ともに亜紀の姿が。

桃も
「おはよう、亜紀先生。
あのね・・・」

と言いかけた時に
亜紀は、
桃の少しの変化に気が付き


「あのさ・・・もしかして」と

桃が伝えようとしていたことを
先に読んでしまった。

すると桃の手を取り
ぶんぶん振りながら、

「えっ!?ホントに!?
いやーおめでとう!!

これでわたしも安心したー!!

やっぱり想いは、
通じあってたんだね。

ほんとにおめでとう!!
思っていたとおりで、
わたしも嬉しいよ。

やっぱりこれは一度、お店に
お目にかかりに行かなければ!!」

と興奮気味に
お祝いをしてくれた。

その様子に桃は
少し呆気にとられながら

「うっ・・うん・・・今度逢ってね」と

ようやく伝えて、

子どもたちを受け入れることにした。


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