同居ノススメ
すると
延長保育の保育の職員が
近寄ってきて
「ごめんなさい、
桃先生、病み上がりなのに」
と謝ってきたので
「とんでもない!休んだ分、
働かないとー!」
と笑顔で答えると
「もう少しでお迎え来ると
思うんですけど、
お願いしてもいいですか?」
「もちろん、お母さん来るまで
一緒にいるって約束したから
気にしないで!」
と桃が言うと
お礼を言って他に残っている
子どもたちのところへと
戻っていった。
そうして他の子どもたちの
遊ぶ様子を見ながら
腕の中で寝る女の子の
温かさを感じ、
30分ほどして
女の子のお母さんが迎えにきた。