先生だって遊びたい
その後カフェ花水木へ行き少し遅めの朝食をとる事にした。
コーヒーの良い薫りを楽しみクロワッサンと美味しいコーヒーを飲む。
コーヒー好きな私はこんな事に幸せを感じるのであった。

カフェを出ると近くの総合商業施設に出かける事にしたのである。

「なぁ?これ可愛くないか?」

雑貨屋の前で立ち止まり彼が手にしているのはピンク地に水色の水玉模様と水色地にピンク色の水玉模様のペアーのマグカップ。

 (お前は女子か!?)

「うん、可愛いんじゃない?」

「よし買うか?ついでに茶碗とかも買おうぜ!美鈴どれが良い?」

「えっ?私?茶碗とか寮にいたら要らないじゃん」

「マンションで使うだろ?家具とかは揃ってるけど台所用品は無いから色々揃えたほうがいいだろ?暫くは週末だけとしても毎回外で食べるのもな?」

 (週末婚?みたい…)

「ねぇ皇輝そんなに一度に揃えなくても良いんじゃない?週末って言ってもこれからサッカー部も試合とか多くなるでしょ?そしたらなかなか使う事少ないしさ」

「そうか?じゃマグカップだけにしとくか?」

彼はどうしてもマグカップだけは譲れないようだ。
両手にピンク色と水色のマグカップを持ってレジへと向かって行ったのである。
その後洗剤など消耗品を買って遅めの昼食を食べてマンションに戻って来た。
皇輝は早速さっき買ったマグカップにコーヒーを淹れて出してくれたのである。

「はい、美鈴」

「ありがとう」

「これさっき姉貴から写メが来てた。真尋の写真可愛いぞ!」

「本当だ可愛い洋服も似合ってるね?」

写真は皇輝がプレゼントした洋服を着た真尋ちゃんが写っていた。

「サイズもピッタリだってさ、さすが美鈴だな?」

「そう?良かった」

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