先生だって遊びたい
その後、店長に騒がせてしまったことを謝り今度は二人でゆっくり遊びに来ると言って【INFINITY】を後にした。

皇輝は少し離れたコインパーキングに車を止めていたらしく

「車を取ってくるから待ってろ」と言って歩き出した。

 (皇輝まださっきの事怒ってるのかな?…だって恋人とかなんか恥ずかしかったんだもん…)

しかし「やっぱり一緒に来い!またフラフラ遊びに行くと困る」と言って手を繋がれ引きづられるように歩いた。

 (私どんだけ信用ないの?……ってかフラフラって子供か?)

でも心配して飛んで来てくれたのは素直に嬉しい。

「皇輝来てくれてありがとう」

「あぁもう心配させるなよ!」

「それはどうかな?」と言うと皇輝は足を止め「はあ?」と怒って睨まれる。

美鈴は繋いでいた手を離し皇輝の首に腕を回しキスをする。
唇を離すと皇輝は驚いたようで目を丸くしていた。

 (鳩が豆鉄砲食らった顔ってこんな顔か? ククク)

すると皇輝は美鈴を肩に担ぎ上げ足早にパーキングへと向かう。

「ちょっと!何やってるの下ろして!」

「無理!俺我慢できない!近くのラブホでもいいか?」

 (こいつ何言ってるの?我慢できないってガキか?)

「もぅ恥ずかしいから早く下ろして!下ろしてくれないと結婚してあげないよ!!」

皇輝は立ち止まり美鈴を下ろすと美鈴の両肩を掴み「美鈴本当に結婚してくれるんだな?」と聞く。

「うん!」と頷くと「やったー❢❢」と叫び再び美鈴を担ぎ上げた。

「ちょっと!」

「ラブホはやめた俺の部屋まで我慢しろよ!」

 (どっちが我慢するのよー!)

美鈴は諦めて大人しく担がれる事にした。
周りの通行人からのクスクスと笑う声と視線が痛かった。



でも……美鈴は幸せを感じていた。








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