先生だって遊びたい
寮の扉を開けるとちょうどそこを通りかかった生徒と目が合った。

「桜先生❢❢」

「はいっ!」

美鈴は思わず返事をした。

「皆んなー桜先生帰って来たよー!」

 (はぁいー?なぜ叫ぶ?)

なぜ生徒が美鈴が帰って来たぐらいで叫ぶのか分からずが呆けていた。
すると…
バタバタバタ……あちこちから慌てて来る足音が…

 (な…なに?何が起こるの?)

美鈴は恐怖を感じ思わず入って来た扉から出て行こうと静かに背中を向けた。
その時…

「せーのー」
「「桜先生、結婚おめでとうございます!」」

扉を開け逃げ出そうとしていた美鈴に生徒達からお祝いの言葉が投げ掛けられた。

(え?)

振り返ると沢山の生徒達が集まっていた。
そして…

「美鈴、おめでとう!」

生徒達に混ざって宏海までそこに居た。

「宏海……」

 (これはどうなっているの?)

宏海は皇輝からのメールで生徒たちはサッカー部からの情報で美鈴が結婚した事を知ったらしく皆んなは美鈴が帰って来るのを待っていたそうだ。
皆んなにはまだ結婚はしてないと説明をして残念がる生徒達に美鈴は苦笑いをしながら宏海を引きずり部屋に入る。

「宏海、皇輝からのメールで知ったのは分かったけど、その後誰かに連絡した?」

「あぁうん!皆んなにLINEしたよ!美鈴の処のおばさんにもLINEした」

 (犯人はお前かー?!……)

「………なぜ私に直接確認しないの?」

美鈴は怒りを抑えつつ宏海に聞く。

「でも結婚はするんでしょ?」

「たぶん……」







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