時にはケダモノくんなのです
五十鈴君に声をかけようとした時…
「遼佳先輩」
私を呼ぶ声が聞こえる。
声がした方に顔を向ければ、お昼に遼と来た植上君がいた。
「植上君」
なんでここに………
「一緒に帰りません?」
フワッと笑う植上君の笑顔は天使みたいだ。
一緒に帰ろうって…
全然知らない人と2人で帰るなんて私にとって地獄……
「え、えっとー……」
私がハッキリ返事をしないでいると植上君が私に近づいてくる。
「遼から人見知りっていうのは聞いてます。
話は俺からかけるんで、それでもダメですか?」
私の目の前に来た時、植上君はそう言った。