猫柳の咲く季節に


『あんた、最低だね』


『ほんと、考えられない』


ひとりぼっちだった私。


いや、違う。


私がひとりぼっちにしたんだ。


キミを、自分自身を…


だめだ、忘れよう。


今日は、そんなことを思い出すためにここに来たんじゃない。


図書館の裏へ行き、公園内に入る。

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