強引社長の不器用な溺愛
見つからない請求書を探すという毎度の作業に、見かねた同僚たちが口々に声をかけてくる。
「もう、ほっとけよ。篠井」
「社長にやらせなー」
「いや、あの人に任せたら絶対やんないぞ。次の仕事を受けてもらえなくなる」
「篠井、いつもどおり頼むよ」
「面倒だろうけど、俺らも路頭に迷いたくないんで、ここはひとつ」
私は年上も年下も関係なく、社員全員に向かって言った。
「どうにかしますので、皆さんお仕事に戻りやがれですよー」
わらわらとメンバーが席に戻っていく。
いつも通り。これがこの会社の通常運転。
仕事はみんなが回してくれる。
でも、私がやらなきゃ、あの大将の面倒は誰も見ないんだ。
声がでかくて、態度もでかくて、面倒極まりない社長の管理操縦。
それが私、篠井絹(しのいきぬ)28歳の入社以来デイリーの業務であります。
「もう、ほっとけよ。篠井」
「社長にやらせなー」
「いや、あの人に任せたら絶対やんないぞ。次の仕事を受けてもらえなくなる」
「篠井、いつもどおり頼むよ」
「面倒だろうけど、俺らも路頭に迷いたくないんで、ここはひとつ」
私は年上も年下も関係なく、社員全員に向かって言った。
「どうにかしますので、皆さんお仕事に戻りやがれですよー」
わらわらとメンバーが席に戻っていく。
いつも通り。これがこの会社の通常運転。
仕事はみんなが回してくれる。
でも、私がやらなきゃ、あの大将の面倒は誰も見ないんだ。
声がでかくて、態度もでかくて、面倒極まりない社長の管理操縦。
それが私、篠井絹(しのいきぬ)28歳の入社以来デイリーの業務であります。